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​【ポン眞鍋】

ゼミHP メンバーBLOG #2

(2024年1月3日)

ポン真鍋

 

 明けましておめでとうございます!担当教員の眞鍋です。このHP開設の際に投稿して以来ですから,ちょうど1年ぶり2回目の投稿になります。大変ご無沙汰してしまいました。1期生が頑張って作ってくれたこのHPにもこの1年でさまざまなプロジェクトが追加され,とても嬉しく思っています。また,この間,眞鍋ゼミには1期生(2023年度3回生)の23名に続いて,2期生(2023年度2回生)26名が新たにメンバーとして加わりました。まもなく2期生のメンバーBLOGも始まると思いますので,ぜひお楽しみに!

 

 さて,新年の幕開けに,この1年間を振り返ってみたいと思います。眞鍋ゼミは,龍谷大学経営学部の他のゼミとは少し違って,座学というのがほとんどありません。自治体や企業,NPOなど学外の団体と連携しながら,とにかくプロジェクトを実践していくのが我々のゼミ活動です。なので,積み上げが効く“勉強”とは違って,うまくいくこともあれば,全然思い通りにいかないこともあります。学生が困ったときに,ササっと手を差し伸べられたら良かったのかもしれませんが,僕自身もまだまだ力不足で,ほとんどの学生は「停滞」を味わったのではないでしょうか。

 

 でも,この停滞といかに向き合うかは,社会に出る上でとても重要です。働き出すと必ず“うまくいかない”局面が来ます。その局面をどのように打開するのか?上司に相談するのか,仲間を頼るのか,ネットから解決の糸口を見つけるのか,がむしゃらに足で稼ぐのか。その方法論は人それぞれですが,引き出しが多い方が対応力はあると考えられますし,打開した経験が心の支えになります。大学生は社会に出る準備期間でもあるので,ゼミでの取り組みが5年後,10年後に効いてくることを願っています。

 

 一方,停滞とは逆に,学生たちが大きく飛躍する場面もたくさん見ることが出来ました。49名もいれば,成長の仕方は人それぞれです。でも1年間ゼミ生を見続けてきて,人の成長と密接に関連すると感じているのが,やはり「出会い」と「挑戦」です。さまざまな人との出会いがゼミ生たちの視野を広げ,人生を豊かにする様子を何度も見ました。そして,自ら手足を動かして挑戦した学生の言葉には,リアリティが生まれています。

 

 結局,僕はゼミ生には4年間の大学生活を通じて「自分の言葉を持つ」ようになって欲しいと願っています。それがいわゆる「個」として自立することとイコールと思うからです。いまとても危ういのは,情報をさまざまな手段で入手できるようになった結果,逆に個が磨きにくくなっている点です。情報の上に思考が成り立ち,思考の一部が行動となり,行動が積み重なって人格になるという構造があるとすれば,どのような情報を日々取得するかは極めて重要です。スマホが危険なのは,自分ではネットを通して色々な情報にアクセスしているつもりでも,それは誰もがアクセスできる画一的な情報で,親切なアルゴリズムによって下手すれば狭い領域に閉じ込められている可能性すらあることです。

 

 同じ情報しか持っておらず,他人と同じようにしか思考していなければ,個性を生むのは非常に困難です。だからこそ,自分の目で見て,肌で感じ,頭で考えることがとても大切です。現場にしか宝物はありません。下級生でもすでに自分の言葉を獲得している人もいるし,上級生でもまだ持てていない人もいます。その差はどこで生まれるかというと,やはり日々どんな情報を得て,どう消化し,どう考えているかによると思います。自戒の念を込めて,ゼミ生には今後も一次情報を取りに行くことの大切さを伝えていきたいと思います。

 

 大学4年間というのは無限の伸びしろのある時間です。イチロー選手が言うように,一歩一歩あゆみを続ければ,とんでもない場所に行くことさえできます。僕の仕事はそのサポートであり,社会に出るための勇気づけです。「まあ色々あったけど,眞鍋ゼミを選んでよかったな。」とか,極端な話「眞鍋先生と出会えたから龍大に来て良かったな。」と思ってもらえるよう,大学教員である限り努めたいと思います。人生に正解はありません。選んだ選択をいかに正解と思えるか,また思ってもらえるように努力するのが人生の醍醐味だと思います。2024年が,ゼミ生全員にとって素晴らしい年となるよう,僕自身,日々努力をしていきたいと思います。それでは,本年も眞鍋ゼミをどうぞどうぞ宜しくお願い致します!

 

龍谷大学経営学部 准教授 眞鍋邦大

2023/1 ①

 龍谷大学経営学部眞鍋ゼミのHPをご覧くださり,ありがとうございます。

担当教員の眞鍋邦大(くにひろ)といいます。眞鍋邦大という本名はありますが,ポン眞鍋というあだ名があって,友人知人は大半がポンさん,ポンちゃんと呼びます。

 ゼミ生も半分くらいがポンさんと呼んでくれてるでしょうか。なので,ポン眞鍋ゼミ,もしくはポンゼミくらいで覚えていただければと思います。(なぜ,ポンかを書き出すと今日のBLOGが終わってしまうので,それはまた後日。。)

 

 このHPは眞鍋ゼミ(通称 ポンゼミ)の2回生が頑張って作ってくれました。僕は2つ3つリクエストを出しただけで,ゼミ生が試行錯誤しながらここまで形にしてくれたんですね。とても素敵なHPができてとても嬉しいです。

 

 僕が2022年4月に龍谷大学に着任したばかりとあって,眞鍋ゼミも開講したばかりです。なので,自分達を知ってもらう意味で,このHPを制作しました。

この投稿がきっとメンバーBLOGの第一弾となるので,ごく簡単に僕自身と眞鍋ゼミの紹介をしますね。

 

 僕は生まれも育ちも香川の現在44歳。6歳の男の子と,まもなく4歳になる女の子の父でもあります(ゼミ生も可愛いけど,子どもたちも超可愛い!)。大学まで野球部で野球一筋。その後,新卒で入社した会社は,のちに世間をお騒がせすることになるリーマン・ブラザーズ証券。リーマンショックをど真ん中で経験し,そのあともしばらく金融機関で働いたのち,これからは地方と女性の時代だと思い2012年に帰郷して起業しました。その後,さまざまなご縁があり,研究の道に触れたことで,今に至りました。

 

 なので,社会人としては圧倒的に実務経験が長く,実はいまもいくつかの会社で経営戦略の構築や新規事業の開発に携わっています。特に僕の関心のある領域は「食・農・ローカルビジネス」なのですが,その領域に対して研究とビジネスの両面からアプローチしているのが大学教員としての一つの特徴です。

 

 そんな私が担当するゼミなので,テーマは「事業開発」。必然的に食・農・ローカルビジネスの領域に関心のある学生が多く集まったと感じています。彼らとともに学び始めて1ヶ月と少し経った頃,ゼミ訓を決めました。家訓とか社訓と同じ,集団として大切にすることですね。

 

 眞鍋ゼミのゼミ訓は、「よく遊び,よく笑い,よく学ぶ」です。

 

 ゼミ生と学び合うたびに,この大学4年間という時間の大切さを感じています。とにかくこの青春時代に,よく遊んで,よく笑って,よく学んでほしい(最後を忘れないのが重要です)!そのために,行ったことのない場所を訪ね,会ったことのない人たちと出会い,交わったことのない世代と交わることを願っています。教員としての僕の役目は,メンバーが少しでも勇気を持って社会に飛び出すための勇気づけだと思っています。そんな眞鍋ゼミでは学内外問わず,今後さまざまな機会を提供していくつもりです。

 

 メンバーの欄で紹介されている面々が僕にとって初めてのゼミ生ですが,なかなか個性的なメンバーが集まってきてくれて,いつも楽しくさせてもらってます。これからそれぞれのメンバーのBLOGが続きますので,乞うご期待!それでは,眞鍋ゼミを末永く宜しくお願いします!

 

 

龍谷大学経営学部 特任准教授 眞鍋邦大

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