2023/10/24　②

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　今年の夏休みは、例年通り国体予選およびフェンシングの強化合宿に参加するため、地元である富山県へ帰省しました。国体予選は、毎年声を掛けてもらえるものの納得のいく結果を出すことができずにいたので、「今年こそは勝ち上がる」という強いメンタルで試合に臨みました。しかし現実は思っていたより厳しく、競ったものの負けてしまい今年も国体出場を逃してしまいました。さらに、強化合宿は国体出場メンバーと行うものだったので悔しさを抱えたまま練習することになってしまいました。ここで、普段の自分ならばネガティブな気持ちを引きずったまま練習するところでしたが、10月に控えた関カレで良い結果を残すため気持ちを一新して厳しい練習に励みました。他の人が遊んでいる時間も練習してやろうというモチベーションで毎日練習していたので、この合宿ではメンタル的な部分で大きく成長することができたと感じています。

 

　富山県での合宿を終えて京都に戻ってきた次の日、また新たに同志社大学との合同合宿が福井県で始まりました。同志社大学のフェンシング部が一部リーグで優勝する程の実力者なのに対し龍大のフェンシング部は2部リーグで足踏みが続いている状態なので力の差は歴然です。そんな人たちから得ることのできるものは大きく、技術的な部分で成長することができました。また、富山県で行った合宿を経て自分自身の成長を感じる場面もあり、今まで絶対に勝つことができず勝てるビジョンが全く浮かばなかった同志社のエースに勝つことができました。これは、今まで積み上げてきたものが間違ってなかったと肯定できたのとともに自分のプレイに自信を持つことができた大きな出来事で、福井県合宿での最大の収穫でした。

 

　福井県での合同合宿が終わった２日後、個人的に呼んでいただいた関西大学の合宿に参加させてもらいました。関西大学は同じ2部リーグにいる大学ですが今年の4月に行われたリーグ戦で優勝争いをしたライバル的な存在であり唯一敗北してしまった天敵のような存在です。普通であればそんな宿敵である大学の合宿に一人で行くのは気が引けてしまう気がしますが、普通のことをしていては勝てないし今までの自分を壊して新しく創り変えたいという強い意思から参加を決意しました。富山での合宿や福井での合同合宿で得たものを自分の中で噛み砕いて解釈しプレイに活かすことができるようになりつつあったため、関大の合宿では誰にも負けることなく3日間を乗り切ることができました。この合宿では、リーグ戦でのリベンジを果たせたと同時に確立した自信を身につけることができたと感じています。